CachyOSでHeroicを使ってPC版アークナイツを入れてみる

PC版のアークナイツがついに公式でリリースされましたね。 アークナイツ公式のお知らせの必要スペックに記載されたOSは「Windows 10(64bit)または Windows 11(64bit)」で、もちろんLinuxは対象外です。

でも、以前PC WatchでHeroic Games Launcherを使って、exeファイルからゲームをインストールする方法を見たことがありました。(該当記事

この方法を使って、CachyOS上でPC版アークナイツを動かせるかやってみました。 最初にお伝えすると、トントン拍子にはいきませんでしたが、無事遊べるようになりました。

Heroic Games launcherをインストールする

Heroic Games launcherは、CachyOSの公式レポジトリにあります。 私は、Epic Gamesなどのゲームをプレイするために、すでにインストール済みでしたが、もしインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールします。

sudo pacman -S heroic-games-launcher-bin

インストールが完了したら、PC Watchの記事にもあったように、Heroic Games launcherサイドバーの「Settings」→「General」を開き、アプリの言語設定を日本語にしておきます。

アークナイツをインストールする

まずはアークナイツ公式サイトからWindows用のインストーラーをダウンロードします。

ゲーム本体をメインストレージ以外に入れたい場合は、ゲームを追加する前に、Heroic Games Launcherサイドバーの「設定」→「一般」にある「新しいWine環境のフォルダを設定」を変更しておきます。私はストレージ専用のドライブがあるので、そこを設定しています。

保存先の設定画面
上の画像のようのとおり「storage」フォルダーに専用の場所を用意
Heroic Games launcherサイドバーの「ライブラリ」から、上部「ゲームを追加」をクリックします。
ゲームを追加がある画面
インストール完了前にスクショを撮っていなかったので、アークナイツがインストール済みです。気にしないでください。

「ゲーム/Appタイトル」に「arknights」と設定し、「インストールするプラットフォームのバージョンを選択」で「Windows」が設定されていることを確認します。 「最初にインストーラを実行」で、あらかじめダウンロードしていたexeファイルを選択します。

ゲーム追加の設定画面

ランチャーのインストール画面が出てきます。  

私はランチャーの保存先として、Z:からstorageにある以下のフォルダーを選択し、「インストール」をクリックしました。

Z:\storage\games\Heroic\YostarGames\Arknights_JP_Gamelauncher

 ランチャーのインストール画面

無事にランチャーのインストールが終わると、ランチャーが起動し、今度はゲーム本体の保存先を選ぶ画面が表示されました。 

ランチャーの画面 

先ほどと同様にZ:からstorageを選び、ゲーム本体の保存先を以下のフォルダーにして「インストール」をクリックしました。

Z:\storage\games\Heroic\YostarGames\Arknights_JP 

本体ゲームのインストールが始まるも、失敗

ゲーム画面が起動し、本体のインストールが始まりますが、34%で必ず「通信状態が不安定のため、データの更新に失敗しました。通信環境をご確認の上再度お試しください」と表示され進みません。

エラーの画面

何度再試行しても進みません。もちろんインターネットは問題なくつながっています。

完全にお手上げ!ChatGPTに相談してみると、Unity製ゲームはWindowsの場合、通常「AppData\LocalLow\会社名\ゲーム名\Player.log」に実行ログを保存するらしいです。 

私に置き換えると、以下の場所にログが保存されているようなのですが

/storage/games/Heroic/Prefixes/Arknights/drive_c/users/steamuser/AppData/LocalLow/Yostar/Arknights_JP/Player.log

問題発生後にゲームを起動し直していたため、エラーログは以下の場所に残っていました。(Player.logではなく、Player-prev.logになっている。)

/storage/games/Heroic/Prefixes/Arknights/drive_c/users/steamuser/AppData/LocalLow/Yostar/Arknights_JP/Player-prev.log

ログを確認すると、以下のエラーがいくつも表示されていました。

Error happened when downloading [...]
System.IO.IOException: Win32 IO returned 112.
Path: Z:\storage\games\Heroic\YostarGames\Arknights_JP\...\res_cache\lpack_misc1.dat.temp 

エラーがいっぱいな画面
再試行を繰り返した形跡がはっきりとわかる。
Win32のエラー112は「ディスクの空き容量が足りない」という意味のようです。( Microsoft公式:System Error Codes 0–499

ただ、ストレージは500GB以上空きがあります。じゃあどうすればいいんだと、再びChatGPTに泣きつきました。

選択しているインストールドライブの問題の可能性

ChatGPTから、ゲーム本体の保存先にした以下のパスが影響している可能性があるため、Z:ではなくC:へ入れてみてはどうかと提案されました。

Z:\storage\games\Heroic\YostarGames\Arknights_JP

C:を選択したら、CachyOS本体が入っているドライブにインストールされるのでは?と思ったのですが、どうやらZ:C:で以下の違いがあるようです。

  • Z:は、WineからLinux側のファイルを見るためのドライブ。
  • C:は、Wineが用意した偽Windows上のCドライブ。C:の実体はprefix内のdrive_cフォルダー。

あらかじめ、Heroic Games Launcherの設定で「新しいWine環境のフォルダを設定」をstorageに変更していたため、保存先でC:を選んでも実際のゲームデータはstorageへ保存されると理解しました。 早速C:を選択したままインストールを進めてみます。

先にZ:に途中までインストールしたアークナイツを削除する必要があるかと思いましたが、インストールが完了していなかったためか、Heroic Games Launcherのライブラリにアークナイツが登録されていませんでした。ライブラリに存在する場合は、先にライブラリから削除する作業が必要かもしれませんが、手順は未確認です。

今度はランチャーとゲーム本体のどちらも、初期値として表示された以下の保存先を変更せずに進めました。

ランチャー:
C:\YostarGames\Arknights_JP_Gamelauncher

ゲーム本体:
C:\YostarGames\Arknights_JP
C:に設定したままのランチャーのインストール画面
ランチャーのほうはスクショ忘れましたが、何も設定を変えてません。

先ほど34%でエラーになっていた部分は軽々と超え、ついに! インストール完了です!

アークナイツのホーム画面

Heroicから起動するランチャーを設定する

一度アークナイツを終了し、Heroic Games Launcherからアークナイツを起動してみたところ、またランチャーのインストールを行う画面が表示されました。

どうやら起動時に実行されるファイルが、セットアップ時に利用したexeファイルのままのようです。 以下の手順で、起動時に実行されるファイルをインストールしたランチャーに切り替えます。

  1. アークナイツを終了し、Heroic Games Launcherのライブラリに戻る
  2. ライブラリからアークナイツを右クリックし、「App/ゲームを編集」を選択する
  3. 「実行可能ファイルを選択」でインストール済みのランチャーを選択する。
    実行可能ファイルを選択が表示されている画面
    私の場合は「/storage/games/Heroic/Prefixes/Arknights/drive_c/YostarGames/Arknights_JP_Gamelauncher/Arknights_JP_Gamelauncher.exe」です。

  4. 終了をクリックし、Heroic Games Launcherのライブラリからアークナイツを実行。ランチャー画面が起動すればオッケーです。

一筋縄じゃいきませんでしたが、無事動いてくれて良かったです。 以前仮想Android環境を作って、アークナイツを動かそうとしたことがあったのですが、うまくいかず断念していました。 

ついにPCでもアークナイツがプレイできるようになってとても嬉しいです!!!

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