正直なところ、ChatGPTでは本ブログのテーマ作成、ちょっとしたTUIアプリ作成くらいしかやってないので、ブラウザで十分なのですが、新しいものを入れてみたいと思うのは人間のさがです。
でも対応環境を見てみると、Ubuntu・Debian・Fedoraのみの対応のため、配布形式が「.deb」と「.rpm」でした。私はArch系のCachyOSを使っているので、残念な気持ちになりました。
Archはローリングリリースなので、公式でサポートしづらいのかもしれません。将来、Flatpak版などが出ればいいのですが……。
諦めきれず、どうにか入れられないものか?と調べてみると「debtap」というツールを使えば、「.deb」ファイルをArch Linux用パッケージへ変換できるようです。
最初にお伝えすると、トントン拍子にはいきませんでしたが、無事に動きました。
※バージョンの更新のみ行う場合は、「新しいバージョンに更新する方法」に飛んでください。
OpenAI公式から「.deb」ファイルをダウンロードする
公式ページの「Linux版をダウンロード」のボタンから「x64.deb(for Ubuntu/Debian)」を選択し、ダウンロードします。
今回ダウンロードされたファイル名はchatgpt_amd64.debでした。
debtapをインストールする
debtapは公式リポジトリに登録されていないので、AURからインストールします。
paru -S debtap
CachyOS 26.06では、新規インストール時にparuが外され、代わりにshellyが推奨されています。paruが使えない場合は、ShellyのGUIまたはCLIからdebtapをインストールしてください。
CLIを使用する場合は、以下のコマンドを入力します。
shelly install aur debtap早速「.deb」ファイルをdebtapで変換してみるも?
※ここからは、初回インストール時に実際に発生したエラーと、その対処も含めて記載しています
debtapの使い方を見ると、初回利用時はdebtapのデータベースを更新し、それから「.deb」ファイルをArch Linux用パッケージへ変換する流れのようです。
データベースの更新をかけます。
sudo debtap -u
ターミナルで「.deb」ファイルを保存した場所へ移動します。私はダウンロードフォルダなので、ダウンロードフォルダに移動します。
cd "$HOME/ダウンロード"
更新が終わったら「.deb」ファイルを変換します。
debtap ./chatgpt_amd64.deb
でも、あれ?エラーになるぞ?
Error: You must run at least once "debtap -u" with root privileges (preferably recently), before running this script
debtap -uを実行して、というエラーのようです。ただ上記の通り、すでにdebtap -uは実行しており、実行結果として「==> All steps successfully completed!」の表示を確認しています。
でも確かにdebtap -uの実行途中で以下のエラーが表示されていました。
cat: /var/cache/debtap/base-packages: そのようなファイルやディレクトリはありません
sort: 読み込みできません: /var/cache/debtap/extended-base-packages-list-temp
debtapのGitHubリポジトリに出ているPR #99に、解決策らしきものがありました。
何を編集しているのか私にはよくわかりませんが、とりあえずやってみます。(下のコマンドのmicroは、普段自分が使っているテキストエディタ名を入れてください。)
sudo micro "$(command -v debtap)"
テキストエディタでpkgfileを検索して、下の内容が書かれている行を探します。(pkgfileで検索するとすぐに見つかると思います。)
ls /var/cache/pkgfile | grep -E '*.files?(.[[:digit:]]{3})'
見つかったら下の内容に書き換えます。
ls /var/cache/pkgfile 2> /dev/null | grep -E '.*\.files(\.[[:digit:]]{3})?' この作業では、インストール済みのdebtapスクリプト本体を直接編集しています。debtapを更新・再インストールすると、変更内容が元に戻る可能性があります。
書き換え後、改めて「.deb」ファイルを変換するコマンドを入力します。ようやくpkg.tar.zstファイルが生成されました。
| 途中でエラーが表示されているが、無事生成された。 |
私の理解を超えているので、私は何をしていたのかChatGPTに確認したところ「debtapは変換前に/var/cache/pkgfile内のデータベースファイルが存在するか確認しています。今回の変更は、core.filesのような名前とcore.files.000のような名前の両方を判定できるようにする回避策のようです。」とのことです。
pacmanでインストールする
生成されたパッケージは下のコマンドでインストールできます。
sudo pacman -U ./生成されたファイル名.pkg.tar.zst
今度は、依存関係に関する警告が大量に表示されました。
警告:"gtk>=3.9.10" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"libusb1.0.16" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"libx111.4.99.1" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"libxcomposite0.4.4-1" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"libxdamage1.1" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"nspr4.9-2~" を解決できません、"chatgpt" の依存
警告:"nss3.30" を解決できません、"chatgpt" の依存
Debian系の依存関係名を、Arch系のパッケージ名へうまく変換できていないようです。依存関係チェックを省略する--nodepsを2回指定する方法で強引にインストールしようと思います。
その前に、 一応警告に出ていたパッケージが最新かどうかを確認します。Arch系側でのパッケージ名を調べるのがめんどうくさかったのでChatGPTに聞きました。
sudo pacman -S --needed gtk3 libusb libx11 libxcomposite libxdamage nspr nss
すべて最新であることを確認できたら、依存関係チェックを省略する--nodepsを2回指定して、もういちどpacmanでインストールします。
なお、依存関係のチェックを無視してインストールするのは、当然ですが推奨されません。自己責任の世界になります。気をつけてください。
sudo pacman -U --nodeps --nodeps ./生成されたファイル名.pkg.tar.zst
やっと起動できたぞ!
満を持して、ターミナルでchatgptと入力し、起動できるか確認します。
やっと起動できました。長かった!!うれしい!!
でもやってもらうことがなかったので、すぐ閉じました。
※2026年8月13日追記:しっかり触ってみました。今のところ特に支障なく使えています。WorkやCodexで、アクセス許可したローカルのファイルやフォルダを直接触ってもらうこともできました。
※2026年9月6日追記:当然、自動更新はかからないので、適当なタイミングでもういちど記事の方法でダウンロード・インストールする必要があります。上に記載している内容は、うまくいかなかった部分も含まれるので、ストレートに更新だけする場合は、以下の「新しいバージョンに更新する方法」を確認してください。
新しいバージョンに更新する方法
- ご利用のLinux自体のアップデートを行っておきます。
- 公式ページの「Linux版をダウンロード」のボタンから「x64.deb(for Ubuntu/Debian)」を選択し、chatgpt_amd64.debをダウンロードします。
- 以降はターミナルでの操作です。
「.deb」ファイルを保存した場所へ移動します。 - 下のコマンドを実行します。
debtap ./chatgpt_amd64.deb - 下のコマンドを実行します。
sudo pacman -U --nodeps --nodeps ./生成されたファイル名.pkg.tar.zst




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