Thunderbird 153で独自ドメインのメールアカウントが追加できなかった話

今までPCでメールを見るときは、Webメールを使っていたのですが、やっぱりメールソフトを使ったほうが便利だよなと思い、Thunderbirdを新規でインストールしました。

ところが、アカウント設定画面でサーバー名やポートなどを入れていき、テストをすると「Mozilla Thunderbirdがメールアカウントの設定を見つけられませんでした」とエラーが表示されました。

Mozilla Thunderbirdがメールアカウントの設定を見つけられませんでしたと表示されているエラー画面

どこかで入力を間違えた?と思いながら最初からやり直しても結果は同じでした。原因を切り分けるために、Android版のThunderbirdで動作確認すると、こちらは簡単に追加できました。アカウントが使用不可になっているわけではなさそうです。

アンドロイド版Thunderbirdでアカウント追加できている画像

アカウントハブが怪しい

調べてみると、Thunderbird 150から「アカウントハブ」という新しいアカウント設定画面が標準で使用されるようになっているみたいです。

このアカウントハブが悪さをしているんじゃないのかと直感しました。どうやらThunderbirdの設定から「新アカウントハブでアカウントを作成する」のチェックを外せば、従来のアカウント設定画面に戻せるようです。

さっそく設定を確認してみましたが、あれ?ない……。  Thunderbird 153でもしかして設定消された……?

アカウントハブの設定がないじゃんっていう画面

再び設定エディターから従来の画面に戻せないかなど調べましたが、簡単に切り替える方法は見つけられませんでした。Thunderbird 153では、私の使用している独自ドメインのアカウントを追加するのは無理そうです。

それならば、旧バージョンを入れればいい

現在のThunderbird 153をアンインストールし、「Thunderbird 140.13.0esr」をインストールしてみたところ、従来の設定画面が開いて無事アカウントを追加できました!

Android140で旧バージョンのアカウント設定になったよっていう画像

旧バージョンのインストール方法

私の環境は、LinuxのCachyOSのため、CachyOSで行った手順を紹介します。WindowsならMozilla公式アーカイブからThunderbird 140.13.0esr」のexeファイルをダウンロードできます。(通常はwin64→jaで進めば良いはずです。)

まず現在のThunderbirdをアンインストールする 

私の場合は、Thunderbirdをソフトウェアセンターからインストールしていたので、同様にソフトウェアセンターからアンインストールしました。

新規インストール直後で、Thunderbird内に保存しているメールや設定がない状態でした。すでにThunderbirdを使用している場合は、作業前に念のためプロファイルをバックアップしたほうが良いと思います。 

wgetをインストールする

Mozilla公式アーカイブからtarballをダウンロードするためにwgetを使用します。wgetをインストールしていない場合は、下のコマンドでインストールします。 

sudo pacman -S wget 

Thunderbird 140.13.0esrをダウンロードする

今回は、ダウンロードフォルダーにtarballを保存します。 ダウンロードフォルダーに移動してから、wgetでMozilla公式アーカイブから日本語版のThunderbird 140.13.0esrをダウンロードします。

cd ~/ダウンロード
wget https://archive.mozilla.org/pub/thunderbird/releases/140.13.0esr/linux-x86_64/ja/thunderbird-140.13.0esr.tar.xz

tarballを展開する

ダウンロードしたtarballを任意の場所に展開します。私の場合は~/appsに展開しました。私と同じ~/appsで良ければ、appsフォルダーを作っておきます。

mkdir -p ~/apps

それから、~/appsに展開します。 

~/appsに展開するコマンド例
tar -xJf thunderbird-140.13.0esr.tar.xz -C ~/apps

展開後は、次の場所にThunderbird本体が作成されます。 

~/apps/thunderbird

Thunderbird 140を起動する

Thunderbird140を起動します。~/apps以外へ展開した場合は、実際に展開した場所に合わせてコマンドを読み替えてください。

~/appsに展開している場合のコマンド例
~/apps/thunderbird/thunderbird

Thunderbird 140が起動し、従来のアカウント設定画面が表示されたら、手動設定でサーバー名やポートなどを入力してアカウントを追加します。

短いコマンドで起動できるようにする

今のままだと起動コマンドが長いので、シンボリックリンクを作っておきます。

まず、ユーザー用コマンドの保存場所を作成します。(すでに存在する状態で、実行しても影響ありません。)

mkdir -p ~/.local/bin

thunderbirdという名前で起動用コマンドにする場合は、次のとおりです。

~/appsに展開している場合のコマンド例
ln -s ~/apps/thunderbird/thunderbird ~/.local/bin/thunderbird

以後、ターミナルでthunderbirdと入力すれば起動できるようになります。

最新バージョンに更新する 

最新バージョンにするには 、ウィンドウ右上の「三本線」→「ヘルプ」→「Thunderbirdについて」を開き、更新プログラムをダウンロードします。私の場合、アカウント追加ができれば良く、バージョンにこだわりがないので最新バージョンの153に更新しました。もちろん153へ更新されたあとも、140で追加したアカウントは残っており、送受信できます。 

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